会津 桐の博物館 オンラインショップ


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桐たんす


17世紀後半、元禄時代の頃から、経済の発展と町人の生活の向上に ともない、それまでの長もちに変わって衣装箪笥が普及してくる。
引き出しがあると物の出し入れに機能的であり、整理しやすく、場所も取らない。
衣装箪笥のほか,船箪笥・薬箪笥・刀箪笥など、目的や機能にあわせて様々な箪笥が作られた。 

桐の箪笥は湿気に強いこと、火に強いことなどから、おおいに重宝がられた。

前桐箪笥
大正時代の箪笥前の部分だけに桐を使用している.

総桐箪笥
明治時代の箪笥、全部桐だけを使用して仕上げてある。

収納家具成立の条件
@余剰物の発生。
A木材の流通の整備と生産技術の進歩。

収納家具に桐が適している理由:
・淡黄色の木肌が美しい、軽い、柔らかい。
・桐は、導管17.8%、繊維41.2%、柔組織36.9%、放射組織4.1%、(年輪幅3ミリのもの)であって、繊維と柔組織をあわせると78%にもなる。 その上、繊維、柔組織とも膜が薄いため細胞膣が大きい。湿度の調節がここで可能となる。
・比重は気乾比重(含水率15%)で、0.19−0.40である。非常に軽い。  
・軽くて持ち運びや取扱いに便利であり、柔らかいため、加工がきわめて容易である。
・手ざわりもやさしく、角などにも硬いささくれがないたから中に入れたものを傷つけることもない。  
・収縮率がたいへん小さい。一般に収縮率と比重とは相関関係があり、比重が小さいほど収縮率も小さい。とくに柾目は狂いが少ない。 木材の収縮率は大雑把にいって、板目と柾目では半分くらい、縦と横では、縦が横の10分の1ぐらいである。  
・熱伝導率が低い。中が空気だらけであるため、熱が伝わりにくい。そのため、火事に強いと言われている。


明治、大正、昭和、三つの時代の桐タンス(会津 桐の博物館展示品)


薬たんす(会津 桐の博物館展示品)