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◆桐の博物館について桐は喜びをもとらすおめでたい木として、皇室の紋章にも用いられたことから、日本人の生活・文化のなかで大事に取り扱われてきました。 桐が使われた例として、歴史的にもっとも古いものは「伎楽面」です。 天平勝宝4年(752)、東大寺の大仏開眼供養のお祝いに諸外国の舞楽が披露され、なかでも伎樂は色あざやかな衣装とユーモラスなしぐさで民衆の人気を博していたといわれています。頭がすっぽり入ってしまうほどの大きな面をかぶって演じるため、桐の軽さが求められたのでしょう。 これらの面は正倉院や東京国立博物館の法隆寺宝物室などに今でも残されています。 以来1200年あまり、桐は日本人の生活の中で親しまれてきました。 琴や琵琶などの楽器たち、タンスや下駄、人形や玩具、彫刻面や建材、詩歌や随筆、絵画や紋章など、実に広範囲にわたっています。 この博物館では、日本の文化・歴史のなかで桐がどのように生かされてきたかを皆様に知っていただき、同時に桐のやさしさ、やわらかさ、あたたかさのどの感触を実際に体験していただきたいと思っています。 桐を通して、日本人のやすらぎの文化をお伝えします。 桐の博物館の開館を迎えて
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