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◆下駄スケート


桐下駄の台にスケートの足をつけて、氷の上を滑ったものである。

スケートは19世紀末に日本に入ってくるが、たいへん高価なものだったので、当時の人々はポックリ状の下駄に、家を建てる時に使う鎹(かすがい)を取り付けた 「ベッタ」・「ゲロリ」、鉄棒を打ちつけた「ベンジャ」という代用スケートで遊んでいた。 その後、草履に竹を取り付けた竹スケートなどが工夫されて大衆化していき、やがて、下駄に本格的なブレードをつけた「下駄スケート」へと発展した。

下駄スケートが一世を風靡したのは長野県諏訪である。
1906年(明治39年)下諏訪町の飾り職人河西準乃助が作った「カネヤマ式下駄スケート」の登場により、スケートが急速に広まっていった。
始めの頃の下駄スケートは、外国製のスケートのように先が丸いフィギュアのような刃をしていたが、スピードが出るようにまっすぐな刃へと改良され、下駄と刃をつなぐ支柱も2本から3本へ、材質も鉄製から鋼鉄製へと変わっていった。
下駄スケートは昭和35、6年頃まで使われていた。




桐 下駄スケート(桐の博物館展示品)