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◆桐下駄の製作工程


[T]手作りの桐下駄製作工程(明治から大正時代頃)


1.玉切り

原木を枠付きの横挽鋸で、長さ8寸(24.2cm)に挽く。

2.木取り

玉切りした丸太の木口に墨で一個分の腺をひき、手斧で角材に削り、乾燥する。

明治末期までは「片足取り」、大正初期から中期までは「組取り」といい、下駄の上下を交互に組み合わせて木取りした。

大正末期からは、「いとこ取り」といい、枕(一足分の角木)から二個をひき、挽き取るようになる。

3. 削り

一個分の角木の表面や側面を で平らに削る。

4.墨付け

角木の側面に墨で下駄形の線を引く。

5.歯型打ち

角木の平面に歯型をのせて、墨で歯の線を引く。

6.歯挽き

歯挽き鋸で歯の線を横挽きし、台裏の前後と間をノミで削り取る。
大正末期から「いとこ挽き」といい、枕の両側面に横型(木型)をあて、墨の付いたスミサシでアゴ(台裏)・タテ・ナカ(歯間)の線を引き、 前方に鏡を置き、縦挽鋸や帯鋸・チョン挽き鋸でアゴやカドの立て横を挽き二個にする。 三分製品。

7.荒歯挽き

土中に埋めてある固定した台に、き台を挟み、横挽鋸で歯の仕上げ寸法に挽き、踵の後角木を で取る。

8.丸 きの荒

台に き台を挟み、丸 きノミでアゴとタテの接点のカドを丸く削る。

9.歯裏削り

台の に歯裏削り台を挟み、裏返した下駄(生地)一足を並べ置き、歯裏を荒鉋で平らに削る。

10.面取り

台の に面取り台を挟み、その上に裏返した一個の生地を乗せ、 で前歯の面を斜めに削る。

11.歯 き

台の に歯 き台を挟み、その上に裏返した一個の生地を乗せ、 で歯の縦を平らに削る。

12.丸 き

台の に歯 き台を挟み、仕上げの丸 きノミでアゴとタテの境目やナカとタテの境目を丸く削る。

13.穴あけ

台の に き台を挟み、これに生地の前アゴの端を掛け、錐をとりつけた穴あけの枠で鼻緒の穴をあける。

14.裏 き

台の に き台を挟み、裏返した生地を当て、前アゴを平 き十能で、ナカとケツ(台裏の後)は普通の十能で平らに く。 ここまで済んだ製品を七分製品という。

15.はな打ち

丸 きノミで前穴裏の結び目を納める穴を椀形に彫る。または端打ちノミと木 で前穴裏をU字形に刻印し、端突きノミで きとる。

16.横削り

台の に横削り台を挟み、挟み金で背中合わせに挟んだ生地を台に当てて、男物は横を鉋で削る。 女物は横の前後を で小判形に荒削りして、内反りの胴張り鉋で仕上げ削りをする。

17.丸め

台の に丸め台を挟み、背中合わせの生地のナカを挟み金で挟んだものを台に当て、 で生地の四隅の角を丸く削ったり、隅切りといって角を