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◆ 桐鞍形(くらがた)煙草盆煙草は『貞丈雑記』に「寛永年中(1624〜44)、南蛮国より渡りしと也」とあり、最初に煙草盆を茶道具として用いたのは宗旦の時代となっている。 正式の茶事では、寄付・腰掛け・薄茶席に各々の品質や形状の異なったものを使用する。 現在では実際には使用しないが正客の位置を示す役割もある。 唐物には蒟醤(きんま)・青貝・漆器・篭、また和物は唐木・漆器・木地・一閑張・篭などがある。 形もさまざまで、大別して手付きと手無しとに分けられる。 煙草盆の好み物は大名茶人に多く、遠州・石州・宗和・不昧等の好みが多く遺っており、茶人好みとしては簡素な木地物が多い。 大名好みに飾り金具、塗蒔絵、透し彫り、唐木彫り等手の込んだ細工物が多いのに対して、 茶人好みは桐や桑等の木地で形も簡単なものが多いのも好対照をなす。 又ミョウ斎好〜桐木地のツボツボ透しで藤蔓の手付き。 不昧好 〜桐木地曲煙草盆。 身の左右の透しが瓢透しのもの。 ![]() 桐鞍形(くらがた)煙草盆(桐の博物館展示品) |
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